出来島商店会は、大阪市西淀川区出来島エリアに根ざす商店街として、
長年にわたり「多文化共生のまちづくり」に取り組んできました。
この地域には、日本だけでなく南米やアジアをはじめとするさまざまな国や地域にルーツを持つ人々が暮らしています。
出来島商店会は、その多様性を「地域の魅力」として活かし、
国籍や文化の違いを超えて人と人がつながる商店街を目指しています。

出来島エリアには、製造業や物流関連の事業所が多く立地しており、以前から仕事をきっかけに
日本へ来た外国人の方々が暮らしてきました。比較的家賃が落ち着いていることや、交通の利便性の高さ、
生活に必要な商店や公共施設が身近にそろっていることも、この地域が選ばれてきた理由の一つです。
また、同じ国や地域にルーツを持つ人々が先に暮らしていたことで、知人や家族を頼って移り住む流れが生まれ、
地域の中に自然と多国籍なコミュニティが形成されていきました。
出来島は、異なる文化背景を持つ人々が生活者として共に暮らすまちとして、少しずつ今の姿を築いてきたエリアです。
2017年、出来島商店会は商店街の愛称として「インターナショナル出来島きら★きら通り」を掲げました。
これは、多文化が自然に共存する出来島の特徴を前向きに発信し、誰もが安心して集える街であることを内外に伝えるための取り組みです。
商店街には、多国籍な飲食店や文化背景の異なる店主が営む店舗が並び、日常の買い物や食事を通じて、自然な国際交流が生まれています。
多言語対応のメニューや、外国にルーツを持つ方々にも配慮した接客など、生活に寄り添った工夫も行われています。

出来島商店会では、文化の違いを「知る」「楽しむ」機会として、多文化交流イベントを継続的に開催してきました。
代表的なものが、「インターナショナル出来島きら★きらフェスティバル」です。



ブラジルやペルーをはじめとした南米文化を中心に、音楽、ダンス、料理、物販などを通して、
地域住民と外国籍住民が一緒に楽しめる場をつくってきました。
また、ペルー独立記念日など、特定の国や文化に焦点を当てたイベントやパレードへの参加も行い、
地域の中で多様な文化が可視化される機会を大切にしています。
これらの取り組みは、相互理解を深めるだけでなく、商店街ににぎわいを生み出す役割も果たしています。



出来島商店会は、西淀川区や関係機関と連携しながら、多文化共生をテーマとした地域づくりにも取り組んでいます。
大阪府の商店街モデル事業への参画や、大阪・関西万博関連の国際交流事業への参加を通じて、出来島での実践を発信してきました。
これらの活動では、外国にルーツを持つ地域住民自身が主役となり、文化や想いを発信することを大切にしています。
商店会は、その橋渡し役として、人と人、人と地域をつなぐ役割を担っています。


長年にわたり掲げてきた多文化共生の街づくりを更に促進するために動画を作成しました。
地域に暮らす方々にもご協力いただき、「暮らし」「文化」「防災」をテーマにした
3本の動画、是非ご覧ください。そして、出来島エリアの魅力を感じてください!
出来島は交通の便が良く、大阪の主要エリアへのアクセスが容易な街。バスや電車の定時運行、神戸へも20分で移動可能な利便性が特徴的です。 30年間この地域に住むセリアさんは、地域の学校、病院、保育園のシステムや対応の素晴らしさを強調。 スーパーマーケットの整備された環境や、地域コミュニティの温かさも魅力として紹介しています。
災害への備えは、外国籍の方々を含む全ての人々にとって重要です。日本では地震、津波、火災、洪水など様々な災害が発生する可能性があり、事前の準備が不可欠です。 飲料水、食料、衛生用品、情報収集用具の備蓄が推奨され、特に赤ちゃんや高齢者がいる家庭は個別の対応が必要です。 地域コミュニティは、言語や文化の壁を越えて、全ての人々に適切な情報と支援を提供することが求められています。
※これらの動画は大阪府商店街等モデル創出普及事業の一環で制作しています
出来島商店街は、地域の多様性と共生を大切にしています。
少子高齢化が進む日本において、外国籍の方々との共存は不可欠であり、
私たちは「みんなが仲良く楽しく暮らせる街づくり」を目指しています。
私たちの役割は、単なる商売を超えて、地域コミュニティの架け橋となることです。
言語や文化の壁を越えて、外国籍の方々が安心して暮らせる環境づくりに取り組んでいます。
なにげない小さな挨拶から始まるコミュニケーションを大切にし、相互理解を深めています。
災害時の情報提供や避難支援、日本の生活ルールやマナーの丁寧な説明など、
地域に住む全ての人々の安全と快適さを支援することが、私たち商店会の使命です。
小さな地域コミュニティから、大きな共生の輪を広げていきます。




